ドライブスルー方式で コロナのPCR検査 紀南病院組合議会で説明

 新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いられるPCR検査について、紀南病院は県からの委託事業としてドライブスルー方式でPCR検査のみを行う「紀南地域検査センター」を設置する。開始日は調整中で、設置場所は非公開。目的は地域医療の崩壊を防ぎ、かかりつけ医からの紹介によるPCR検査体制を強化し、円滑に運用を進める目的。14日に開かれた紀南病院組合議会の全員協議会で当局が説明した。

 検査センターの運営は月~金曜日の13~15時で、検査できるのは1日10人が限度。職員は紀南医師会と同病院職員から派遣する。検査対象は、かかりつけ医から軽症で緊急性が低い状態ではあるがPCR検査が必要だと判断された人のみ。かかりつけ医からの紹介が必要で、それ以外の人が直接検査を受けることはできない。濃厚接触者や重症者、緊急性がある患者は、従来どおり熊野保健所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」を利用する。

 検査センター利用の流れは、紀南医師会会員のかかりつけ医を受診した患者について、医師がコロナ感染を疑い、軽症で緊急性は低いもののPCR検査が必要だと判断し、検査センターを紹介。患者は検査センターで検査し、結果はまずかかりつけ医や保健所に報告され、かかりつけ医から患者に伝えられる。陽性の場合は入院調整が行われる。検査は保険診療となり、診療費は健康保険適応となる。

 説明を受け、世古正議員は「この検査体制でいいのか、若干の疑問がある」と危惧。コロナとインフルエンザは判別が難しく、かかりつけ医での診察をはさむと院内感染のおそれがあるため、発熱外来のようなものを作り、そこで集中的に仕分けすべきだと提案。これを受け、加藤弘幸院長は一定の理解を示すものの「マンパワーの関係でなかなか難しいのが現状の感覚」と返答。患者の状況によって臨機応変な対応がとれるよう、医師会や保健所と密に連携していくと述べた。


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