ティンガティンガアーティスト SHOGENさん 阿田和小6年生に体験談

 御浜町立阿田和小学校6年生の「夢学習」として12日、日本ペイントスペシャルアンバサダーでアフリカンペイントアーティストのSHOGEN(上田祥玄)さんが講話。児童25人へ自身の経験談を語り、これからの人生をより充実させるためのアドバイスを送った。

 6色のペンキを用いて画材に鮮やかな色彩で描く、タンザニアのとある村だけで受け継がれる『ティンガティンガ』。SHOGENさんは日本人唯一のティンガティンガアーティストとして様々な舞台で活躍。同校6年の細川悠花さん一家とは絵を通じた交流があり、今回の講話が実現した。

 2014年5月、雑貨店で目にしたティンガティンガの独特な構図と躍動感溢れる色彩表現に魅了され、自分も描きたいと決意した。その日のうちに勤め先の会社に退職願いを提出。2ヵ月後にティンガティンガの修行のため、単身アフリカへと渡った。タンザニアの商業都市・ダルエスサラームにあるティンガティンガ村で師のノエル・カンビリ氏と出会い、その後、カンビリ氏の提案でブンジュ村にあるカンビリ氏の家に移住。①スワヒリ語を話せるようになること②家事(狩猟)を手伝うこと③宿泊費を毎月払うこと―を条件に、住み込みで絵の勉強をしながら現地の生活にふれた。移住して2ヵ月後、友人の死をきっかけに「人と真剣に向き合うこと」の大切さを痛感、 〝人を幸せにする絵〟を描くことを求めるようになった。

 翌年8月、村長から「大切なのは、少しの心の余裕と感謝の気持ち」という言葉をもらい日本に帰国。国内大手「日本ペイント」の空色のペンキを気に入り、感謝を伝えたいと同社を訪ねた。そこで新たな出会いが生まれ、塗料の無償提供などを受けるスポンサー契約を結んだ。

 自身の経験をもとに、SHOGENさんは児童へ「日本のように当たり前にものが手に入る環境ではなかった。そうだったからこそ、自分でものを作る喜びが味わえた」「生きている中で心に余裕がないとチャンスは生まれないし、自分らしく生きられないこの世には様々な職業があり家族を支えている人たちがいる。中には個性的な仕事をしている人もいる。そういう人たちを否定せず正面から向き合い、個性を受け入れることが大切」などとアドバイスを送った。



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