クマノザクラ通算5080本目の植樹 数年後の開花へ期待

「第19回クマノザクラ植樹祭 みんなで咲かそう!桜の森」が7日、紀宝町鮒田の布引の滝源流部で実施され、大勢の参加者が300本のクマノザクラの苗木(1・5㍍)を植樹。数年後の開花へ期待を寄せた。

 植樹は、桜のある山を作ることを通じ、豊かな時間と空間を提供することなどを目的とする「NPO法人熊野さくらの会」(田尾友児会長)が各団体の協力を受け、19年前から行っている。昨年までにヤマザクラなど4450本の桜を植樹。約103年ぶりに見つかった新種のクマノザクラだが、様々な要因によりこのまま何もしなければ数十年後にはなくなってしまうと推測されており、意図的に増やしていく取り組みが求められている。そんな中、同会は一昨年からはクマノザクラの植樹を開始。今年の分を合わせて630本が植えられている。また、今年2月には「日本クマノザクラの会」も発足し、クマノザクラ保全への機運が高まっている。

 今回は三重県緑化推進協会の「クマノザクラ植樹活動in紀宝」と同時開催。さくらの会は「三重森と緑の県民税」を活用して150本、同協会も150本と例年の2倍の苗木を用意した。

 参加者は植え方の説明を受けた後、好みの場所を選んで穴を掘り、クマノザクラの苗木を植え、最後に獣害防止用のネットを被せて完成。この後、植樹を記念して立看板も設置された。

 田尾会長は活動の意義を強調し、「近い将来、ここがクマノザクラの里になってくれれば」と話した。


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