まるで2匹の龍 神々しい風伝おろし

 御浜町尾呂志地区で14日朝、朝霧「風伝おろし」が舞い降りた。山肌を流れる朝霧が、水を張った田んぼに映し出され、まるで2匹の龍が姿を見せたような神々しい光景が広がった。

 風伝おろしは風伝峠を吹き下ろす気流。尾呂志地区に隣接する熊野市紀和町の入鹿盆地に発生した霧が気流に乗り、風伝峠を越えて下ってくる幻想的な現象が「風伝おろし」の名称で注目を集めている。

 雨上がりの次の晴れた日に多く発生。年間を通じて見るチャンスはあるが、秋から春にかけて最も美しいと言われ、風物詩にもなっている。

 14日の「風伝おろし」を撮影した熊野市有馬町の高見守さんは「5月の初め頃の方が良く出るのですが、今年はなかなかこの規模の『風伝おろし(朝霧)』が出ませんでした。14は夏日になる予想で、日が上り全体にお日様が当たると霧は写真のようには下がって来なくなるので、日の出前からお日様が当たるまでの撮影でした」と話した。

 尾呂志地区ではほとんどの田んぼで田植えが済んでいるが、撮影ポイントは酒米「神の穂」を植えるため、ちょうど水がはられていた状態だったという。


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